漫画を描くとき「ある個所はアナログで描きたいけど、ある個所はデジタルで描きたい」と思ったことはないでしょうか?
実はアナログとデジタルの併用は可能です。
この記事ではアナログ漫画とデジタル漫画の併用方法を解説していきます。

この方法で漫画を描けるようになるとそれぞれの良いとこ取りができるよ!
ただ1つ、最大の問題が......
アナログとデジタルの違い
アナログ漫画とは、アナログで描く漫画のこと。つまり原稿用紙にペンで直接描き、漫画を完成させる方法です。
デジタル漫画とは、原稿用紙などは使わずにパソコンと専用の漫画ソフトを使って漫画を描く方法です。
『漫画を描く』といったら真っ先に思い浮かぶのはアナログ漫画の方だと思います。実際私もそうでした。
ではアナログ漫画とデジタル漫画、実際に漫画を描くとなったらどちらが良いのでしょうか?
もちろんそれぞれメリット・デメリットがありますので簡単に説明します。
アナログ漫画のメリット・デメリット
まず漫画を描くとなったら道具を揃えないといけません。
アナログの場合は画材(ペン・原稿用紙・インクなど)をそろえる必要があります。
一つ一つの道具の値段はそこまで高くなく、漫画を描こうと思ったら割と簡単に手に入るものばかりです。

最低限の道具といったら『付けペン』『インク』『定規』『原稿用紙』くらいかな
あくまでも「必要最低限」ですよ!
漫画初心者の方でもアナログ漫画は低価格ですぐ始めることができます。
ただし、画材がなくなり次第それらを買い足す必要があります。
次にデジタル漫画ですが、デジタルで作業を行うため修正や描き直しがしやすく、道具の描い足しも必要ありません。
必要機材を揃えてしまえば後は何も購入する必要はありません。
ただし、デジタルで漫画を描こうと思うと初期費用がとんでもなくかかります。
パソコン・ペンタブ・漫画制作ソフトなど、初心者が手を出すにはかなりハードルが高いです。
アナログとデジタルの組み合わせ方
アナログとデジタルのメリット・デメリットを見るとどちらが良いように思えるでしょうか?
「お金さえあればデジタルがいいな...」と思う方もいると思います。
しかしいざデジタルで描いてみようと思うとなかなか上手く描けないです。
普段アナログで練習している人はデジタル描いたとき、思うような絵が描けずもどかしくなる時もあるかと思います。
そんな時は『アナログで絵を描き、デジタルで仕上げ』をすればいいのです。
具体的なやり方を説明すると、
ペン入れをした原稿を用意します。

※画像はキャラクターのみペン入れしたものです。
アナログとデジタルを組み合わせることによって、キャラと背景を分けて描くことが可能です。
詳しくはまた後程記事に描きます!
パソコンに取り込んだら適切な位置に合わせていきます。

合わせる時はずれないように気を付ける。
※画像はキャラクター・背景・吹き出しを合わせたもの。
それぞれのコマに合うようにクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)でマスク(はみ出している部分を見えなく)しています。
詳しくはまた後程記事に描きます!
アナログとデジタルの組み合わせの最大のデメリットと対処法
アナログとデジタルを組み合わせることができればそれぞれで作業を分けることができます。
多少の修正もデジタルに取り込むことで容易になり、他にもベタやトーン作業などはデジタルで行うことができます。
ただこの方法で作業を行うためにはスキャナを用意する必要があります。
スキャナはB4サイズ以上になると値段がグッと上がるため、簡単に購入もできません。
それでもこの方法で漫画を描いてみたいという方
今家にあるコピー機(複合機)がある方はそれを使いましょう。
A4サイズの複合機の場合作業工程が少し増えます。
ペン入れをした原稿を用意します。
キャラクター・背景など、コマに合わせて描いた絵を用意します。
スキャナを使用し、原稿の上半分と下半分を分けてパソコンに取り込みます。
A4のスキャナにはB4は入りきらないため、原稿の上半分を取り込み、その後下半分を取り込みます。
※スキャナに入りきらなかった部分はスキャナから飛び出るため、折り目など付かないようにやさしく扱う。
パソコンに取り込んだら適切な位置に合わせていきます。
半分ずつ取り込んだ原稿をパソコン上で繋ぎ合わせます。

この方法を使用すればご家庭でもアナログとデジタルを組み合わせることができます!
ただ、何度も言うようだけどご家庭用だと細い線などをしっかりと取り込んでくれるかはわからないよ......
最後に
いかがだったでしょうか?
「絵はアナログで描きたいけど、仕上げとかはデジタルの方が便利」といった悩みがある方は是非この方法で試してみるのも良いでしょう。
ちなみにコピー機(アウトプット)が良いものである必要はありません。
印刷が上手くできなくてもデータとして残っているので問題ありません。
問題は『データにするまで』なので、もし本気でこの方法を取り入れたいというのであれば、スキャナ選びは妥協しないようにしましょう。
細かなクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)の設定などはまた後程別の記事にて紹介いたします。